2006年11月04日

47 飛水峡へ!(飛騨川1)

水位:1.05m(上呂) 気温:20℃(金山) 天気:快晴
区間:大柿橋上流〜日本最古の石発見地
メンバー:Tetsuさん、KROさん、7さん、KYOKOさん、会長、義弟、義妹、コニー、フジさん、tomoさん、アズマックス、後輩1号


 美濃から津保川経由で目的地の道の駅ロックガーデン七宗まで約50分。
 おお、長良川から飛騨川って案外近いじゃないですか。知らんかった。

 ◆飛水峡
 昨年よく下っていた益田川は馬瀬川との出合いを境に飛騨川と名を変えますが、とくに白川から七宗に渡る約12kmの峡谷は「飛水峡」と呼ばれ、甌穴(ポットホール)と呼ばれる円形状の穴が数多く見られる名勝の地であります。



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 飛水峡については、私のバイブル『日本の川地図101』(小学館 1991)にも掲載されてもいますし、決してマイナーではないのですが、これまで下ったことがありません。

 その理由には、車道から川まで高低差がありすぎて下見がしづらいのと、上麻生ダム越えが犬連れではかなり危なっかしいことが挙げられます(飛水峡は両岸共に断崖が続くため川へのアプローチポイントがなく、ダム越えは必須と認識していました)。

 なもんで、今回も実際にダムを見て危険と判断すれば、我々は飛水峡を取りやめ、中山七里に変更しようと決めていました。

 今日のメンバーはKinoさん、M君が抜け、tomoさん、アズマックスにフジさんが加わり、合計10名。白川口でKROさん、7さん、KYOKOさんと合流したら、総勢13人もの集団になってしまいました。
 しかしこれだけメンバーがいながら、飛水峡経験者は、となるとKYOKOさんただ一人だったりします。

 当初、白川口のBW区間から下る予定でしたが、7さんの提案でダム下から下ることに決定。白川口に向かう途中で車窓から上麻生ダムをちら見していて、何とか行けそうかな〜、でも不安だな〜、とまだ迷っていたので、この提案にはホッとしました。

 7さんの案内で大柿橋まで移動。他にもエントリ地点があるよとのことでしたが、飛水峡下ったことないって言ってませんでしたっけ…。なぜそんなに詳しい?

 さて、回送を終え、スタートしたのは正午ごろ。
 Tetsuさん、さすがに昨日の半袖姿は寒かったようで、今日はドライスーツでした。何だか、ロックマンみたいに見えます。

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  川相は基本的に瀞場がメインで合間合間に短い瀬があります。
 今日の水量だと瀬は2級レベルですが、かなり浅く、コースを誤るとすぐにスタックするので、KYOKOさんの指示に従い、瀬では前のフネが下り終わってから次のフネが下り始めるといったように間隔を空けて下りました。

 結構時間を食ってしまいましたが、ようやく前半核心部に到達。

 ◆前半核心部
 全員上陸してスカウティング。
 コース中央に岩があり、左右どちらかに避ける必要がありますが、右岸側ルートは浅い。
 一方で左岸側ルートには下る水量はありますが、メインの落ち込み直後に流れが左岸にぶつかり、90度カーブを描いていて難易度高し。

 下るかどうか悩む面々を尻目に、KYOKOさんが切り込む。左岸ルートを取り、無事に航下。

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 これでイメージが持てたか、はたまた勇気付けられたか、残るメンバーも続々と続きました。

 コニー。飛び出しそうですね。

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 Tetsuさん。余裕です。

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 会長と私(ラナと義妹はポテしました)。

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 tomoさん&マックスのマリオブラザーズ。めちゃめちゃ息合ってます。何よりめちゃめちゃ楽しそう。ひっくり返ってましたけど。

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 7さん。唯一右岸ルートを選択し、突破。

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 後輩1号さんもクリアです。すげえな。

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 KROさん。カヤックが岩にぶつかる鈍い音が周囲に響き渡ってました。

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 私と義弟。落ち込み直後、スタックしてしまい、しばらく張り付いてしまいました。この義弟とトムキャットの組み合わせでは前回のナガラ>どっかん での敗北に続き二連敗。

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 ◆滝状の落ち込み
 橋を越えたところで今度は滝のような落ち込み。二又に分かれていて、どちらからでも航下OK.迫力ありましたが、落差自体は1m程度かな。

 本日初参加のフジさん。

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 Tetsuさんは左ルートから突破。

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 7さんも左から突破…と思いきや。

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 まあ、うちらもヤバかったんですけど。

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 KROさんはカヤック乗っててまったく違和感がなくなりましたね。

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 ◆後半核心部
 さて、滝状の落ち込みを過ぎたあたりからだんだん川幅が狭まってきました。まるで大地の割れ目の合間を縫って漕いでいるような感覚です。

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 やがて、右にカーブして先が見えなくなっている場所に出ました。

 …何か嫌な感じがします。

 さっきKYOKOさんたちが「前半」核心部て言ってたから、ということは「後半」があるってことやんな〜。

 漕ぐ手を弛め、前方集団の様子を伺う。
 視界ギリギリのエディーに順々に入り、1艇ずつ下っているのが見えました。
 どうやらここが後半の核心部と見て間違いないですね。

 比較的長い瀬でしたが、この水量ではコース的にもパワー的にも予想していたほどではなかったです。

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 しかし川幅が狭いですね。溝みたい。増水するとあっという間に埋まってしまいそうです。ここで沈したらまず浮かないだろうなと容易に想像できました。
 『川地図101』にある「洪水時は死の川下りとなる」という表現は決して誇張ではないのでしょう。

 ◆飛水峡の甌穴群(天然記念物)
 核心部を無事に突破すると不思議な空間に出ました。
 思わず息を飲む。

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 ここが飛水峡の甌穴群のようです。
 あえて言葉にするなら神秘的、雄大、荘厳という表現になるでしょうか。今まで下ったどの川よりも比べものにならないほどのスケールに圧倒されるばかりです。

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 カヌーでしか味わえない眺めです。
 レースでライバルと凌ぎを削るのも、こんなんムリやって!てな激流をクリアするのも楽しいけど、カヌーをやってて良かったぁと心から思えるのは、このような大自然の神秘に直に触れ合っていると感じる瞬間ですね。

 ここでは、幾星霜を経て生み出された造形物の美しさにただただ言葉なく見惚れるばかりでした。

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 ◆パワーウォーター
 甌穴群に心奪われ、若干放心状態になったところで麻生橋に到着。ここでは上麻生ダムで取水された水が放水口から勢いよく吐き出され、一気に水量が増加しています(厳密には本来川を流れているべき水が戻っていると言ったほうが正しいです)。

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 なんか、中山七里のときと状況が似てます。
 …ていうことはこの先はパワーウォーター?と思っていると、先を行く会長のダッキーが見事フリップしており、体を張って証明してくれていました。

 パワフルな瀬はゴールまで断続的に続きました。
 一粒で二度おいしい川でしたね。

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 この川、とっても気に入りました。
 また、行きたいなあ。

 ◆さいごに
 初めての川で、しかも結構レベル高めだし、漕ぐ距離も長かったのでみなさん一様に大変だったかとは思いますが、多分、一番大変だったのはガイド役のKYOKOさんだったのではないかと思います。この大人数、しかも全員が飛水峡が初めて、さらに多くが初対面で技量が測れませんでしたので。

 本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。


 写真提供…7さん、Tetsuさん

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ニックネーム ラナ父 at 06:38| Comment(3) | TrackBack(1) | 中部>飛騨川(飛水峡) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私はこれから‘マリオ’になります
ルイージではなく マリオということで
ご認識お願いします。(赤or青がメインカラー)
こんな感じで→http://www5c.biglobe.ne.jp/~kurekure/oebi/mario/mario1.html
ではまたよろしくです。
Posted by tomo at 2006年11月11日 22:33
私はメット(戦争男)が大好きです。
Posted by ラナ父 at 2006年11月12日 21:21
さすがはロビンマスクですな。
それを言うなら 私はジェロニモかモンゴルマンです。
Posted by tomo at 2006年11月12日 21:41
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飛騨川(飛水峡)-11/04
Excerpt: 綾部の家を朝5時半に出発し、9時半にはなんとか待ちあわせ場所の 道の駅 ロックガーデン七宗に到着しました。  その道の駅からの写真     ↓ [[img(http://img.blogs.yah..
Weblog: カヌーイストなラガーマン
Tracked: 2006-11-11 22:37