2006年10月08日

42 長良川WWF2006/スラローム(長良川10)

水位:0.37m(稲成) 気温:20℃(八幡) 天気:快晴時々強風
区間:三段の瀬 メンバー:tomoさん、アッキー、
   会長、会長嫁さん、後輩1号、アズマックス


 えっ? 今日も川下れないんすか〜?

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 あっちは楽しそうでいいな〜…。

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 ◆スラローム概要
 花鳥の王子様トークにより昨日の疲れが若干残る本日はスラロームの日。昨日スプリントの決勝会場だった三段の瀬が今日も同様に会場となります。
 一ノ瀬から三ノ瀬にかけて合計12の旗門が設置されており、今年は4、9、12番が赤色(アップゲート)、残りは緑色(ダウンゲート)という構成になっていました。

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 ダッキー(およびRJ2)は4と8番が免除です。
 4番のアップゲートが去年同様、瀬の中央に設置されてます。ここが一番の難関でしょう。去年はここをうまくクリアできればイコール優勝だったので、今年なんか機会あるごとに練習していたのですが、見事にヤマが外れた格好になります。

 確か去年もそうでしたが、ゲートが設置されたのは当日の朝でした。
 で、やっぱり混み合うので、結局事前に下れたのは1本だけ。下った印象としては、水量、ゲートの設置位置などの面から、去年より随分難易度が下がった感があります。

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 このようなコンディションではゲート全通過はmust条件でしょう。ゲート接触(5秒ペナルティ)が順位の分かれ目になりそうです。
 よってここで最も重視すべきは丁寧なパドリングを心がけることだと考えました。

 しかし、毎年同じ会場というのに、水量やゲート設置位置によって難易度が思いっきり変わるのが面白いです。
 水量の多かった去年は4番ゲート通過がキー、大増水の一昨年はとりあえず沈せず無事に下れればOKという大味なレースでした。
 その時々の状況にマッチした戦術が勝負に大きく影響するため、毎回かなりアタマを使いますが、これがスラロームの一番の魅力だと私は感じています。 ◆直前講習(予備校みたい)
 スラロームにおいてとくに必要となる技術とは、エディーキャッチ時のターン(バウラダー)とイザというときのサイドスリップ(ドロー)かと思っていますが、アズマックスは私とコンビを組むまでそれらの技術の存在さえ知りませんでした。かくいう私もバウラダーの存在を知り練習し始めたのは去年くらいからなので指導できるような立場ではありませんが…。

 まあそこは先輩という絶対的な強権を発動して、三段の瀬の上にある相戸の瀬にて直前追い込み練習を開始しました。競技開始が予定より遅れて10:30過ぎとなったため、我々インフレ部門の番までにはまだまだ時間に余裕があります。

 この瀬には左岸側に小さなエディーがあり、右岸側からそれを目指してフェリーグライドの練習。
 本日の水量だと、ちゃんとフェリーアングルを維持しないとエディーには入れないようになっており、ちょうどいい練習場所となっています。

 我々デブ☆デックは予想以上に仕上がりがよく、ほぼ100%の成功率でしたが、まだまだターンが甘い。
 シャレコウベレディースは何度やってもエディーに入れず、負けず嫌い魂に火がついたようで、本番よりも真剣に取り組んでいました。
 なお、瀞場王ことカヌマス会長は王子ともどもSカップ出場のため、本日は欠場です。

 ここでは、鳥大のUNKO-MANと一緒でした。
 UNKO-MAN….ネーミングが素敵ですね。もう三十路も近いですが、こういう小学生が喜びそうなシンプルなネタがいまだに好きで、初めて耳にしたときは会長ともども大ウケでした。

 私は初めましてでしたが、実は先月の北山川の大会に出場していたらしく、後輩1号さんとは面識があったようです。何でも彼女らのダッキーを陸上に担ぎ上げるときに手伝ってくれて、途中まで運んでくれたそうで…。
 しかし、そんな紳士に対して彼女は、あっごめんと言った拍子にパドルで彼をぶん殴ったそうです。

 余談ついでに彼は医学部、相方は工学部だそうで、そのことを聞くやいなや、後輩1号さんはすぐさま結婚を申し込んでおりました(言わずもがな医学部のほうに)。


◆スラローム−一本目
 さて、ラフト部門RJ-2、RJ-1がすべて終わると、いよいよお待ちかねダッキー部門です。
下位チームから順に1分間隔で続々と出艇していきます。

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 あっという間に我々デブ☆デックの番になりました。

 本日のコンディションでは上位チームは当たり前のように全ゲート通過してくるはずですから、おそらくタイムはテイケイ・スーパーを除いてダンゴになるかと思われます。そうなると、ゲート接触など小さなミスが命取りになります。
 丁寧にいこう、丁寧に…、と自らに暗示をかけるように言って聞かせる。

 一本目、スタート。
 4番のアップゲートが免除なので、一ノ瀬の1番から5番はとくに問題なくスムーズに通過できました。出だしは上々↑↑です。

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 続いて二ノ瀬に突入。6番から8番は右、左、右と振られますが、そこは「にじますカップ」で鍛えられていますのでここも難なく通過。流れのパワーが弱いので比較的小回りがよく効きます。

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 9番は二ノ瀬〜三ノ瀬間にあって、左岸寄りのアップゲート。ポール直後のエディーに入れたと思ったら、そこで止まらずズルズルと下流に流されてしまいました。ターン失敗です。
 ここ、流れが弱くなっているだけで、ちゃんとしたエディー(反転流)になっていませんでした。読み違いです。
 時間がかかりましたが、何とか漕ぎ上がり、クリア。

 気を取り直し、三ノ瀬へ。免除の10番を無視し、11番へ一直線。三ノ瀬のメインカレントに位置しています。強烈なストッパーに耐え、続いて左岸の12番に向かいますが、フネを左岸に寄せすぎてしまいました。このままでは角度が浅すぎてバウラダーができません。

 失速するので使いたくなかったんですが、スターンラダーでムリヤリ急旋回。12番後ろのエディーに入る。
 ここも厳密にはエディーになっていないため、やや流されてしまいましたが、強引に漕ぎあがり、クリア。

 9番、12番のアップゲートで若干苦戦しましたが、1本目からなんとか全通過できました。
 自己評価は70点くらいかな。
 接触もなかったし二本目はもっと攻めの漕ぎができるかな…、と考えていたら、アズマックスが「あ、僕、一回当てましたよ」と。

 うそ、いつの間に…。全然気が付きませんでした。

 では二本目は接触ゼロを至上命題にしつつ、ターンでのロスを減らすことを目標にしましょう。ターンがうまく決まれば、まだまだタイムは伸びるはずです。


 ◆スラローム−二本目
 昼食後、2本めがスタートしました。

 気になるタイムおよび順位ですが、各ゲートの集計が間に合わず、夜になるまで分からないとのことでした。

 こうなると駆け引きが難しい。接触や不通過覚悟で一か八かの大勝負に出るべきか、少しでも着実にタイムを縮めることに徹底するか、判断に迷うわけです。

 で、最終的には後者を選択しました。接触ゼロを最優先事項に、9、12番アップゲートの通過タイム短縮に集中するという作戦です。

 しかし問題はどうやってアップゲートでのタイムを縮めるかということです。
 一番の課題は、エディーキャッチ後に流されるロスを防ぎ、漕ぎ上がりの距離を縮めることだと考えました。

 そのための方法としては、

 1.バウラダーをベストタイミングで入れる。
 2.エディーキャッチ時、エディーへの角度をより広く取る。
 3.エディーキャッチまでにスピードを落としておく。

 などが考えられます。

 1だけで実現できるなら多分最もロスが少ないと思うのですが、どうしても成功イメージが湧いてきません。
 2や3は下手したら漕ぎ上がる時間よりロスが大きくなるリスクがあります。

 う〜ん…。

 結局、思い切って根本的にやり方を変えてみることにしました。
 すなわち、

 エディーライン越え→バウラダーでエディーキャッチ→ターン

 というプロセスではなく、

 カレントでバウラダー→(流されつつ)ターン→フェリーグライドでエディーキャッチ

 でチャレンジすることにしました。

 1本目での漕ぎ方とどっちが速いのか分かりません。ちょっとリスキーですね。
 苦肉の策なんで、これもあまり納得してないんですけど、まあしょうがない。

 作戦がまとまりかけたところで、シャレコウベレディースの出艇順がやってきました。

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 9番も無事漕ぎあがり、11番までパーフェクト!

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 しかしまたしても12番が不通過だったようです。残念。

 ちなみに、今日は風がとても強い。断続的に突風が吹きつけてきます。
 これはレースにも大きな影響を与え、突風に吹きさらされたチームは動きが鈍ったり、ひどいところではフリップしてしまう始末(UNKO-MANも一本目突風でフリップしたらしい)。

 シャレコウベレディースも随分悩まされたらしいですが、不思議なもので上位チームに番が回ってくると、午前でも午後でもぴたりと止んでしまいました。

 無風状態になったところで、アッキー&トモが出艇。

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 1本目は8番不通過&12番ゲート通過後に沈してゴールでしたが、2本目は見事ノーミスで全ゲート通過されたようです。


 いよいよ我々です。

 相変わらずパドリングが揃いませんが、いい調子で8番ゲートまで通過。

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 キーになる9番。
 事前に決めたとおり、エディーに入る前にターンを決める。
 おかげで漕ぎ上がりがほとんどなく通過に成功。しかし、ターンのタイミングが少しでも早いとゲートの下まで流されるまでの待ちの時間が発生するので、結局漕ぎ上がるタイムと同じくらいのロスが出てそうな感じがします。

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 ちなみにここ9番ではKROさんと遊児さんが応援に来てくれました。亀尾島川を下った帰りらしいです。
 「頑張れー!」「漕げー!!」という応援とも野次ともつかない声援が耳に入ってきますが、答える余裕がありません。
 でも不思議なもので、すごく励みになります。

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 三ノ瀬に向けて、スパート。

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 12番もうまく通過でき、フィニッシュ。
 今回も全ゲート通過。そして目標どおり接触ゼロも達成できました。

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 ◆スラローム結果
 20時からのキャプテンミーティングにて発表された結果は、3位でした。タイムは176秒。

 2位は美並カヌークラブで、175秒。

 負けた…。1秒差です。

 1位は旭川水軍で171秒。ラフトでは去年唯一の全ゲート通過チームとして特別賞をもらうほど抜群に上手かったですからね。さすがです。

 テイケイは諸般の事情で2本とも不通過を1つ出してしまい、タイムは203秒(不通過ペナルティ50秒が加算)。痛恨の6位でした。

 アッキー&トモは4位、シャレコウベレディースは13位という結果でした。

 予想通り、1秒が重みを持つ結果となりました。われわれにとっては悪い意味で、でしたが…。

 ちなみに気になっていた1本目と2本目とタイム差ですが、結局1秒伸びただけでした。ただ2本目は接触ゼロでしたので、結果的には6秒伸ばしたことになります。そういう意味では一応当初の目標は達成したと言えるでしょう。

 しかし、どう下るのが一番効率的なのか、結局答えは出ないまま終わってしまいました。スラは難しいですね。なかなかイメージが湧いてきません。上手い人のプレイをもっともっと見て勉強しないと…。

 【スラローム結果】
1位 旭川水軍 171
2位 美並カヌークラブ 175
3位 デブ☆デック 176
4位 アッキー&トモ 185
5位 インピーダンス 201
6位 テイケイ・スーパー 203
〜〜
14位 シャレコウベレディース 256
欠場 瀞場王

 *スラローム結果詳細はこちら 

 ◆二日目終了時の総合順位
 昨日6位だった旭川水軍が1位、1位確実と思われたテイケイが逆に6位というまさかの大コケのおかげで、この日、順位が大きく変動しました。

 【総合順位(上位5チーム)】
 1位 テイケイ・スーパー 420pt
 1位 美並カヌークラブ  420pt
 1位 デブ☆デック    420pt
 4位 旭川水軍      408pt
 5位 アッキー&トモ   288pt

 なんと1位が3チーム並んでます。
 4位には旭川水軍ですが、1位との差は18ポイントと僅差という大混戦の相を呈してきました。

 こんな緊迫したレースに参加できているという嬉しさと、反面、緊張から解放されないことからくるプレッシャーとが複雑に入り混じった気分です。

 妙に緊張するとイカンので、昨日と今日はなかったこととリセットし、明日のダウンリバーで一発勝負、と考えれば気分が楽かなと気を落ち着かせつつ、二日目の夜は静かに更けていくのでありました(王子がいないだけでメチャ静か…)。

 *写真提供 遊児さん、まっさん(Thanks!)

ニックネーム ラナ父 at 23:15| Comment(8) | TrackBack(1) | 中部>長良川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
長良川お疲れ様でした!ウンコマンのこと
を笑っていただいてありがとうございまし
た。本当に楽しい三日間でした!
来年もウンコマンという名で大会に出て行こうと思うのでよろしくお願いします!!
いつか一緒に下れる機会があればまたくだってください!そして夜も一緒に過ごしてみませんか??(笑)ちなみに僕でよろしければ結婚いいですよ〜!!!
Posted by ウンコマン at 2006年10月20日 00:41
おい!!
ウンコマンって、カタカナで書くな!!
UNKO-MANって、書くことに意味があるんじゃ!!

UNKO-MANを心より愛する会より・・・
Posted by 会長 at 2006年10月20日 21:59
もうしわけないです…やっぱりUNKO-MAN
のほうがいいですよね!!
愛してもらって感激です!
Posted by UNKO-MAN at 2006年10月20日 22:24
こんばんは〜。
あのUNKO-MANに遊びに来てもらえるなんて感激です(カタカナで書かないでね)。またどこかの川でその名前にお目にかかれるのを楽しみにしております。

夜の部はかつてあなたのOGのミス天竜につぶされた苦い思い出がありますが、機会があればお願いしますね。

ちなみに破れたリンクスですが、ちゃんと直したいなら、OURSさんに相談したらどうでしょう? 費用は傷の大きさによりけりですが、高周波で溶着するので完璧に直してもらえますよ(「あひるブラザーズ」のホムペ参照)。
Posted by ラナ父 at 2006年10月20日 22:51
UNKO-MAN!
まずは婚約指輪代わりにIRのパドジャケ下さい。
ちなみに結納はカーボンのパドルで(笑)。

これからもよろしくねー。
大会中は、いっぱい喋ってくれてありがとう。
お陰でとっても楽しかったデス☆
Posted by ☆後輩1号☆ at 2006年10月21日 08:25
こちらこそ楽しい思い出ありがとうございました。リンクスのリペアまだすんでいないので検討してみたいと思います。
最近は由良川も行かれていて学生より楽しそうですね!!うらやましいっす!!

後輩一号さん
学生にそんなお金はないっす…リンクスのリペアで必死なのに。むしろこっちにめぐんでください!!
Posted by UNKO-MAN at 2006年10月24日 15:24
まあお金ないなら、ビニル用の接着剤で修理するという方法もありますよ。かくいう私もお金がないので、自力で修理しました。いろんな接着剤試したけど、ビニル用が一番くっつきが良いような気がします。ただ半年持たずに剥がれてしまうので、定期的なメンテナンスが必要です。

ちなみに接着剤での修理については「カヌーイストなラガーマン」を参照することをお勧めします。かなり豪快なくっつけ方をしています。
Posted by ラナ父 at 2006年10月25日 21:07
後ほど修正入るかもしれませんが、ようやく書き上げました。長かった…。

ダウンリバー、もう忘れちゃったなあ。
どうしよ。
Posted by ラナ父 at 2006年12月01日 23:03
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Tracked: 2006-10-15 16:37